子ごころ親ごころ 藍千堂菓子噺 子ごころ親ごころ 藍千堂菓子噺
ブック第5巻 - 藍千堂菓子噺

子ごころ親ごころ 藍千堂菓子‪噺‬

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発行者による作品情報

「藍千堂菓子噺」シリーズ第5作!


物語を彩るのは藍千堂謹製、初夏の上菓子三品。

さちの友だち、おとみが母親に捨てられた!?

境遇が移り変わっていく幼い少女たち。


さちが遊びに行ったおとみの家で、

おとみの母親が百瀬屋の上菓子を出してくれた。

おとみは、上菓子を生まれて初めて食べた様子。

さちは「藍千堂の方が美味しい」と感じるが、

「でも、どうして上菓子を出してくれたのだろう」。

さちが微かな違和感じた次の日、おとみの母はいなくなった。


おとみの母は、おとみを残して町火消の組頭に嫁入りした。

嫁ぎ先が生さぬ仲の娘を嫌ったため、おとみは置き去りにされたのだ。

大工の伯父夫婦が養女として引き取ることで、すでに話は済んでいた。

大工は金を握らされ、おとみを引き取ったと噂されている。

頑固で口下手な叔父に馴染めず、またその叔父から「おさちとは、

あまり仲良くするな」と諭され、不安になるおとみ。

そんな時、事件がおこり、おとみは「藍千堂」へ逃げ込んできて――。


おとみの騒動をきっかけに、ふと自分の境遇に思いをはせるさち。

なぜ、自分の年齢がひとつ減ったのか?

急に、「とと様」が自分の父になった訳は?

さちも少しずつ大人になっていく――。

ジャンル
小説/文学
発売日
2023年
7月5日
言語
JA
日本語
ページ数
256
ページ
発行者
文藝春秋
販売元
BUNGEISHUNJU LTD.
サイズ
1.4
MB
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