



寝ながら学べる構造主義
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4.6 • 28件の評価
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発行者による作品情報
構造主義という思想がどれほど難解とはいえ、それを構築した思想家たちだって「人間はどういうふうにものを考え、感じ、行動するのか」という問いに答えようとしていることに変わりはありません。ただ、その問いへの踏み込み方が、常人より強く、深い、というだけのことです。ですから、じっくり耳を傾ければ、「ああ、なるほどなるほど、そういうことって、たしかにあるよね」と得心がゆくはずなのです。(「まえがき」より)
カスタマーレビュー
shoco.t.y
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文学部の学生さんに
来週までに構造主義について調べてきなさいと言われた、あんまりたくさん資料を読みたくない学生さんに熱烈におすすめです。実存主義・マルクス主義・記号学について調べて来いと言われた学生さんにもおすすめ。あとがきで内田先生が、がんばってたくさん書き足して下さったという例え話が、どの入門書よりもわかりやすいです。本書と、熱意があれば巻末の参考文献のどれか一冊でもちょっとでも読んでおけば、そこそこ鼻息の荒いゼミでも乗り切れること請け合いです。バルトやフーコーを、がんばって読もうとしてるけどどうしても3ページともたずに眠くなってしまう人にも、とりあえずこれを読むと50ページくらいはがんばれると思います。
内田先生には、お会いしたことはありませんが、某漫画の名台詞集のあとがきで評論を書いていただいて以来ちょっとしたファンです。先生の贈与に対する返礼としてこれが機能することを祈りつつ…