尾崎紅葉 名作集
1万人が選んだ感動の名作集
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発行者による作品情報
日本を代表する小説家「尾崎紅葉」名作集
幸田露伴とともに明治期の文壇の重鎮として活躍。
華麗な文章・風俗描写の巧みさによって評価された尾崎作品の中から「金色夜叉」「硯友社の沿革」2作を収録。
「金色夜叉」は当時の社会に一大ブームを起こした名作です。
未完で終わってしまった作品ですが、結論を出してないところに新たなロマンが生まれているのかもしれません。
今もなお、色褪せることないストーリーの面白さ、日本語の不思議な美しさを現した、巧みな文章をご堪能下さい。
◆目 次
・金色夜叉[新字旧仮名]
・硯友社の沿革 [新字旧仮名]
尾崎 紅葉(おざき こうよう)
1868年- 1903年 日本の小説家。
本名、徳太郎。「縁山」「半可通人」「十千万堂」などの号も持つ。
江戸生れ。帝国大学国文科中退。
1885年(明治18年)、山田美妙らと硯友社を設立し「我楽多文庫」を発刊。
『二人比丘尼 色懺悔』で認められ、『伽羅枕』『多情多恨』などを書き、
幸田露伴と並称され(紅露時代)明治期の文壇の重きをなした。
1897年(明治30年)から『金色夜叉』を書いたが、未完のまま没した。
泉鏡花、田山花袋、小栗風葉、柳川春葉、徳田秋声など、優れた門下生がいる。
俳人としても角田竹冷らとともに、秋声会を興し正岡子規と並んで新派と称された。