平気で冤罪をつくる人たち 平気で冤罪をつくる人たち

平気で冤罪をつくる人た‪ち‬

誤判は必然的に生まれる

    • ¥770
    • ¥770

発行者による作品情報

菅家利和さんの無実が確実になった足利事件。男性にとって決して他人事ではない痴漢冤罪。これらの悲劇はなぜ起こるのか。「起訴された刑事事件の有罪率——九九%」という驚くべき数字は、本当に妥当なものなのだろうか。実は日本の裁判所には、誤判を必然的に生んでしまうある心理傾向が存在する、と著者は指摘する。元裁判官だからこそ告発しうる冤罪の根源から、日本の司法の「建前」と「現実」の甚だしい乖離が見えてくる。冤罪は、誰もが巻き込まれる可能性がある人災なのだ。また本書は足利事件の判決を改めて検証する。マスコミは誤判の原因について、DNA鑑定の技術的進歩の結果、昔の鑑定の誤りが判明したと報道している。ならば、その鑑定に基づく判決を行わざるを得なかった当時の裁判官に非はないと考える方もいよう。しかし本書は、当時の判決は当時の水準からしても間違いであったことを、論理的に断定する。

ジャンル
職業/技術
発売日
2010年
1月15日
言語
JA
日本語
ページ数
224
ページ
発行者
PHP研究所
販売元
PHP Institute, Inc.
サイズ
1.4
MB
司法のしゃべりすぎ 司法のしゃべりすぎ
2005年
市民のための裁判入門 市民のための裁判入門
2012年
裁判官の正体 最高裁の圧力、人事、報酬、言えない本音 裁判官の正体 最高裁の圧力、人事、報酬、言えない本音
2025年
原発賠償の行方 原発賠償の行方
2011年
つぶせ! 裁判員制度 つぶせ! 裁判員制度
2008年