「怠惰」なんて存在しない 終わりなき生産性競争から抜け出すための幸福論
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2.8 • 4件の評価
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- ¥2,400
発行者による作品情報
フィナンシャルタイムズ紙はじめ
全米各紙で絶賛!!
社会心理学者が解き明かす「怠惰」の誤解(ウソ)
いつも頑張りすぎている人に希望をくれる。もっと人間らしい、良い生き方はできるのだ。
―ニューヨーク・タイムズ ベストセラー『デジタル・ミニマリスト』『DEEP WORK 大事なことに集中する』著者カル・ニューポート
一読の価値あり。
―『フィナンシャル・タイムズ』紙
資本主義に翻弄されて疲れた人のための科学に基づく自己啓発書だ。
―『シカゴ・リーダー』紙
人はそんなに働かなくていいし、価値は外からの評価で決まらないし、
すべてに詳しくなくていい、すべての人を助けなくてもいい。
「怠惰」であることに罪悪感を味わう必要はない。
なぜなら「怠惰=悪」は植え付けられた "信念" に過ぎず、しかも誤っているからだ。
本書が指摘する3つの「怠惰のウソ」
1. 人の価値は生産性で測られる。
2. 自分で限界だと思っても、信じるな。
3. もっとできることはあるはずだ。
上記が「真っ赤なウソ」だと言われて、
驚いた方もいらっしゃるでしょうが、
・オーバーワークの常態化
・燃え尽き症候群、うつ病
・スマホ疲れ、SNS疲れ
・格差の拡大と競争社会の激化
が叫ばれる現代を生きる私たちの中には、
薄々そう感じていた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
本書では「怠惰」にフォーカスを当て、
・どうして私たちは「怠惰」であることを恐れるのか
・「怠惰のウソ」が世界中に広まり、正当化させたからくり
・「怠惰」であることの意義
・「怠惰のウソ」から真に抜け出して幸せに生きる方法
を、社会心理学博士である著者が解説。
本書を読み終えた暁には、
自分自身が価値ある人間であるという感覚を取り戻し、
「怠けること」の罪悪感から抜け出して、
あなたにとって「幸せな人生」とはなにか? を再考したくなることでしょう。
【目次】
はじめに 「自分は怠惰じゃない」と気づくまで
第1章 「怠惰のウソ」
第2章 怠惰を再考する
第3章 そんなに働かなくていい
第4章 人間の価値は業績では決まらない
第5章 すべてに詳しくなくていい
第6章 疲れる人間関係はそのままにしない
第7章 社会の「べき」を払いのける
結び 共感で「怠惰のウソ」を終わらせる
APPLE BOOKSのレビュー
無理な働き方を続け、自らも“燃え尽き症候群”に陥った経験を持つ社会心理学者が、現代社会にまん延する「怠惰のうそ」にフォーカスして、幸せな人生とは何かを再考するきっかけを与える一冊。なぜ、私たちは休むことに罪悪感を覚えるのか。どうして「怠惰=悪」と思い込み、幸せやキャリアの成功をつかむための妨げになると考えてしまうのか。その原因は、資本主義の発展期における資産家たちによって、人々の労働力を搾取するために社会に植え付けられた誤った価値観にあると本書は指摘する。休む、辞める、手を抜くといった怠惰な行為こそがクリエイティブな発想を引き出し、問題解決や人間的成長を促しているという事実をさまざまな実例を交えながら紹介。人間が優れたアウトプット品質を保てるのは1日に2時間程度で、1日8時間労働が実は非生産的な働き方であるなど、いかに私たちが無意識のうちに固定観念に縛られているかに気付かされる。仕事やキャリアの悩み、人間関係やSNS上でのトラブルなどで疲れ果て、自分で自分の価値が分からなくなってしまったときに、本書が伝える実践的なアドバイスはきっとあなたの助けになってくれるはずだ。