恋愛の発酵と腐敗について 上巻
発行者による作品情報
20代、30代、40代、50代と歳を重ね人生のスキルが上がるはずなのに、恋愛というものは、なぜかいっこうに上手になれない。一人のダメな男を取り巻く女達の純愛物語。太宰治賞受賞・錦見映理子の受賞後第一作目となる作品。
普通のOLだった万里絵は、上司との不倫に疲れ会社に辞表を出す。退職金と親の遺産を元手に誰も知らない土地で、夢だった小さなカフェを開業。恋なんて二度としない。誰ともしがらむことなく、ただ穏やかな生活を淡々と営みたい。そんな思いも叶わず、カフェ経営は思っていた以上に困難を極める。なぜこんなにうまく回らないだろう・・・そんな万里絵の前に、同じ商店街でパン屋を営む男・虎之介が現れ、サンドイッチ用のパンがまずいと指摘される。イケメンだが曲者のこの男に関わってしまったことで万里絵は、虎之介を取り巻く2人の女達の思惑に絡み取られる。三つどもえの女の想いは、思いがけない方向へ発展していく。
APPLE BOOKSのレビュー
喫茶店を営む万里絵、スーパーのレジで働く早苗。2人の前にパン屋の虎之介が現れる。
カスタマーレビュー
flower.625
、
あっという間に読み終わりました!
サラーっと読みながらも、それぞれの生き様に共感、疑問を繰り返し持ちながら夢中になって読みました。
人生の折り返し地点で、振り返りながら、幸せってなんだろうと
考えさせられました。
続きが楽しみです。
mmiinooo_
、
表紙に惹かれて
読みやすい文章でひきこまれました。
紙でも手にとりたいです。
garmin.m
、
一気読み
文のテンポが小気味良くて好きです。
登場人物の女性たちの、それぞれの描写がすごく伝わりやすく、共感したりしながら読んだらあっという間に上巻が終わってしまいました。この勢いで続きも、と早速予約しました。ただ電子書籍は慣れないので、紙書籍も出たら買ってもう一度読みたいです。