恋愛の発酵と腐敗について 中巻
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3.7 • 50件の評価
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発行者による作品情報
20代、30代、40代、50代と歳を重ね人生のスキルが上がるはずなのに、恋愛というものは、なぜかいっこうに上手になれない。一人のダメな男を取り巻く女達の純愛物語。太宰治賞受賞・錦見映理子の受賞後第一作目となる作品。
普通のOLだった万里絵は、上司との不倫に疲れ会社に辞表を出す。退職金と親の遺産を元手に誰も知らない土地で、夢だった小さなカフェを開業。恋なんて二度としない。誰ともしがらむことなく、ただ穏やかな生活を淡々と営みたい。そんな思いも叶わず、カフェ経営は思っていた以上に困難を極める。なぜこんなにうまく回らないだろう・・・そんな万里絵の前に、同じ商店街でパン屋を営む男・虎之介が現れ、サンドイッチ用のパンがまずいと指摘される。イケメンだが曲者のこの男に関わってしまったことで万里絵は、虎之介を取り巻く2人の女達の思惑に絡み取られる。三つどもえの女の想いは、思いがけない方向へ発展していく。
APPLE BOOKSのレビュー
加速する早苗の虎之介への執着。そして万里絵の元にやってきた元上司の不穏な動き。
カスタマーレビュー
flower.625
、
引き続き中巻読みました
ますます、迷いながら、戸惑いながら深みにはまりつつ、自分の存在を確認する描写が、とても悲しく、愛おしいです。
ただ、幸せでいたいという気持ちが痛いほど伝わってきました。
下巻も楽しみにしています。