恋愛の発酵と腐敗について 下巻
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3.8 • 50件の評価
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発行者による作品情報
20代、30代、40代、50代と歳を重ね人生のスキルが上がるはずなのに、恋愛というものは、なぜかいっこうに上手になれない。一人のダメな男を取り巻く女達の純愛物語。太宰治賞受賞・錦見映理子の受賞後第一作目となる作品。
普通のOLだった万里絵は、上司との不倫に疲れ会社に辞表を出す。退職金と親の遺産を元手に誰も知らない土地で、夢だった小さなカフェを開業。恋なんて二度としない。誰ともしがらむことなく、ただ穏やかな生活を淡々と営みたい。そんな思いも叶わず、カフェ経営は思っていた以上に困難を極める。なぜこんなにうまく回らないだろう・・・そんな万里絵の前に、同じ商店街でパン屋を営む男・虎之介が現れ、サンドイッチ用のパンがまずいと指摘される。イケメンだが曲者のこの男に関わってしまったことで万里絵は、虎之介を取り巻く2人の女達の思惑に絡み取られる。三つどもえの女の想いは、思いがけない方向へ発展していく。
APPLE BOOKSのレビュー
虎之介の逃亡。一人の男をめぐって、女たちはゆるやかに団結する。
カスタマーレビュー
flower.625
、
清々しい気持ち
だらしなくも、一つのことにこだわり、極めようとする一人の男に惹かれる3人の個性的な女性達
が、奇妙な団結をし、必死に生きていく、生かされていく姿が眩しく、微笑ましかったです。
現実にはあり得ないと思いつつ、
それぞれが幸せに暮らしていてくれて、ホッとした自分がいます。
良い時間を頂きました。
ありがとうございました‼︎