



木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか
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4.2 • 31件の評価
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- ¥2,400
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発行者による作品情報
昭和29年、活動の場をプロレスに移した木村と、人気絶頂の力道山が激突し「昭和の巌流島」と呼ばれた一戦。視聴率100%。全国民注視の中、木村は一方的に潰され、双葉山と並ぶ国民的大スターの座から転落、表舞台から姿を消した。なぜ木村は簡単に敗れたのか? 日本スポーツ史上最大の謎とともに、その数奇な人生に迫る!
APPLE BOOKSのレビュー
圧倒的な実力と人気を誇りながらも歴史の陰に消えてしまった柔道家/プロレスラー・木村政彦の知られざる生涯を明らかにする「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」。小説家/ノンフィクション作家・増田俊也の代表作としても知られる。伝説的レスラー・力道山との一戦で不可解な敗退を喫した真相など数々の"なぜ"を明らかにするべく、増田は膨大な文献調査や関係者への情熱的な取材を通じて、"鬼の木村"と称された彼の人間性に肉薄。最強とうたわれながらも、さまざまな不遇に見舞われて表舞台から去った彼の境遇や、深い孤独、格闘技にかけた思いが痛々しいほどに文章から伝わり、心を揺さぶる。本書に登場する、想像を絶する肉体的・精神的鍛錬によって高みを目指す格闘家たちの生きざまはまるで少年マンガに登場するヒーローのようで、読む者を魅了する。木村の生涯とともに語られる古流柔術や講道館の歴史、戦後のプロレスリング興行のエピソードなど、日本の近代格闘スポーツの成り立ちそのものをなぞるような内容も興味深い。一つの歴史絵巻に触れるかのように、壮大なドラマを味わうことができる。
カスタマーレビュー
大腸菌
、
おもしろすぎる
読んで損なし