キツネ目 グリコ森永事件全真相
-
- ¥1,900
-
- ¥1,900
発行者による作品情報
147通にも及ぶ膨大な脅迫状、600点以上の遺留品、さらには目撃、尾行までされながら、ついに時効の彼方へと逃げ込んだ「グリコ森永事件」犯人グループ。
その中心人物、かつ司令塔となったのが、「キツネ目の男」だった。
グリコの江崎勝久社長を自宅から拉致して監禁、身代金を要求するという「実力行使」から、青酸入りの菓子と脅迫状の組み合わせによって裏取引し、企業からカネを奪おうとする「知能犯罪」、そしてメディアや世論を巻き込んだ劇場型のパフォーマンスまで、日本の犯罪史上に残る空前絶後の事件だ。
しかし、犯人グループは、その「痕跡」を消しきれていなかった。
当時、第一線で捜査にあたった刑事、捜査指揮した警察幹部、犯人グループと直接言葉を交わした被害者、脅迫状の的になった企業幹部など、徹底した取材で事件の真相をえぐり出す。
「少なくとも6人いた」という犯人グループの、役割分担、構成にまで迫る!
「キツネ目と仲間たち」の全貌が、闇の向こうから浮かび上がる――。
APPLE BOOKSのレビュー
昭和の終わりに日本中を震撼(しんかん)させたグリコ森永事件に、気鋭のジャーナリストが徹底した取材で挑んだノンフィクション。3度も逮捕のチャンスがありながら、警察はなぜ機会をものに出来なかったのか? 週刊誌上の連載に新たな取材を加え、10年がかりで全面改稿。「かい人21面相」を名乗る犯人グループは、江崎グリコ社長の拉致監禁と身代金の要求をはじめ、脅迫、放火、青酸入り菓子のバラマキ予告、と犯行を重ねる一方、警察やマスコミに挑戦状を送りつける劇場型のパフォーマンスで世間を騒がせつつ、複数の食品企業と接触し、裏取引を持ちかけていた。青酸入り製菓を使い、経営を人質に企業から大金を奪う前代未聞の犯罪。警察幹部や捜査に当たった刑事、脅迫を受けた企業の旧経営陣など、当時の関係者の証言は、事件に振り回された人々が今も傷を抱えていることを示す。中でも、警察組織の連携の悪さから犯人を取り逃がし、その責任を負って自殺した滋賀県警本部長の悲劇や、犯人グループに襲われ、恋人を人質に取られた挙げ句、犯人の替え玉にされた男性の苦しみは想像するに余りある。地道な取材から情報を積み上げる調査報道の醍醐味を味わえる労作。
カスタマーレビュー
金の無駄
特に新しい情報も考察もなくこれまで
言われてる事が書かれてるだけ
なぜ出版したのかわからないです
読む価値ゼロ