横濱王 横濱王

横濱‪王‬

    • ¥850
    • ¥850

発行者による作品情報

今の日本に、こんなリーダーがほしかった!

昭和13年、青年実業家の瀬田修司は横濱に降り立った。関東大震災から復興した横濱は、ジャズが流れモガ・モボが闊歩する華やかな文化あふれる国際都市。折しも日中戦争が始まり、軍需景気にあやかりたい瀬田は、横濱一の大富豪である原三渓からの出資を得ようと、三渓について調べ始める。
実業家としての三渓は、富岡製糸場のオーナーであり「生糸王」の異名を持っていた。関東大震災では、復興の先頭に立ち私財をなげうって被災者の救済にあたった。また、稀代の数寄者として名を馳せ、茶の湯に通じ、「西の桂離宮、東の三渓園」と言われる名園を築いた文化人。前田青邨や小林古径など、日本画家の育成を支援……と、いくら調べても交渉材料となるような醜聞は見つからず、瀬田は苛立つ。
やがて「電力王」として知られる実業家、松永安左ヱ門に会った瀬田は、松永の仲介で三渓に会うことが叶う。
三渓園の茶室を訪れた瀬田は、そこで原三渓と話を交わしたことで、少しずつ考えを変えていく。
実は少年時代、瀬田には三渓にまつわる忘れ得ぬ記憶があった……。

※この作品は過去に単行本版として配信されていた『横濱王』の文庫版となります。

ジャンル
小説/文学
発売日
2018年
9月11日
言語
JA
日本語
ページ数
352
ページ
発行者
小学館
販売元
Shogakukan, Inc.
サイズ
1.5
MB
木挽町のあだ討ち(新潮文庫) 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)
2025年
大奥づとめ―よろずおつとめ申し候―(新潮文庫) 大奥づとめ―よろずおつとめ申し候―(新潮文庫)
2021年
どうした、家康 どうした、家康
2023年
商う狼―江戸商人 杉本茂十郎―(新潮文庫) 商う狼―江戸商人 杉本茂十郎―(新潮文庫)
2022年
とわの文様 とわの文様
2023年
華に影 令嬢は帝都に謎を追う 華に影 令嬢は帝都に謎を追う
2021年