死者にこそふさわしいその場所 死者にこそふさわしいその場所

死者にこそふさわしいその場‪所‬

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発行者による作品情報

怖いものほど見たくなる、駄目なものほど癖になる。 

日常の輪郭がゆがんでとろける、奇「快」な物語たち! 


折口山町に暮らすのは、どうしようもない人達ばかり。

・セックスの回数を記録する愛人

・徘徊癖のある妻を介護する老人

・アパートのドアが開きっぱなしの裸男

・朝どうしても起きられなくなってしまった女

・困った人の面倒を見たがる聖職者

町はずれの植物園に、彼らは、吸い寄せられるようにやってくる。

芥川賞作家が織りなす、平凡なようで非凡な六篇の物語。


●担当編集者より

住みたいかと聞かれたら答えに窮する、しかし覗き見したいかと言われたら確実に「YES」なのが、折口山町だと思います。 

登場人物たちの特徴を挙げてみるだけで、もうこの町の不思議な空気が漂ってきた気がします。 

ちなみに、なんとも魅力的なタイトルは、ポール・ヴァレリーの『テスト氏』の一節から。

ジャンル
小説/文学
発売日
2021年
8月25日
言語
JA
日本語
ページ数
224
ページ
発行者
文藝春秋
販売元
BUNGEISHUNJU LTD.
サイズ
2.2
MB

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