民衆という幻像 ──渡辺京二コレクション2 民衆論 民衆という幻像 ──渡辺京二コレクション2 民衆論

民衆という幻像 ──渡辺京二コレクション2 民衆‪論‬

    • ¥1,500
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発行者による作品情報

冬の夜、結核療養所で聞こえた奇妙な泣き声。日中衰弱しきって運び込まれた母娘は、朝を待たずに逝った。それを知った著者は、娘の体をさする瀕死の母親のやせた腕を幻視する──「小さきものの実存と歴史のあいだに開いた深淵」、それは著者の原点にして終生のテーマとなった。近代市民社会と前近代が最深部で激突した水俣病闘争と患者を描く「現実と幻のはざま」、石牟礼道子を日本文学に初めて現れた性質の作家と位置付けた三つの論考、大連体験・結核体験に触れた自伝的文章など39編からは、歴史に埋もれた理不尽な死をめぐる著者の道程が一望できる。

ジャンル
ノンフィクション
発売日
2011年
7月10日
言語
JA
日本語
ページ数
497
ページ
発行者
筑摩書房
販売元
Mobilebook.jp, Inc
サイズ
1.2
MB
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