烏に単は似合わない(1)
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- ¥760
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発行者による作品情報
シリーズ累計150万部超、史上最年少松本清張賞受賞作の超人気和風ファンタジーコミカライズ。人間の代わりに「八咫烏(やたがらす)」の一族が支配する世界「山内」で、世継ぎである若宮の后選びが始まった。朝廷で激しく権力を争う大貴族四家から遣わされた四人の姫君。それぞれが思惑を秘め后の座を競う中、様々な事件が起こる。姿を消した侍女、後宮への侵入者、そして謎の手紙…果たして最後に若宮に選ばれるのは誰なのかー
APPLE BOOKSのレビュー
史上最年少で松本清張賞を受賞した阿部智里原作の異世界ファンタジー「八咫烏(やたがらす)シリーズ」の第1作目「烏に単は似合わない」を松崎夏未がコミカライズ。物語は平安王朝風の豪華絢爛な宮廷を舞台に繰り広げられる。主人公のあせびは、世継ぎである若宮の后となるべく大貴族の四家の中から東家代表として桜花宮(おうかぐう)へ赴くが、そこは政争渦巻く貴族たちの戦場だった。各家からやってきたのは、男勝りな浜木綿(はまゆう)、派手好きの真赭の薄(ますほのすすき)、寡黙な白珠(しらたま)。彼女らに比べ貴族としての教養に欠けるあせびだったが、桜花宮で過ごすうち、若宮と特別なつながりがあったことを思い出す。あせびをはじめとした各家の姫たちの描写は息をのむほど緻密で美しい。そのタッチの華やかさと対比をなすように、醜い争いや裏切り、人をあざむく権謀術数が物語にあふれており、予想だにしない手に汗握る展開が待ち受けている。
カスタマーレビュー
珊瑚55
、
後味が悪い
わざと読者をミスリードする手法で描かれた作品。小説の方をお試しで読みかけて、なんかわかりにくい、と思ってコミックにしてみたが、そういう事だった。十分に描かれていなかったり、誤解させる描き方だったり。
この嘘は心地よいとは思えなかった。