猫がこなくなった 猫がこなくなった

猫がこなくなっ‪た‬

    • ¥1,700
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発行者による作品情報

猫好きの友人の高平君がうちに来て、涙ながらにいなくなった猫の話をはじめた、聞けば聞くほど私が外で世話していたキャシーそっくりだった。

ついに1ヵ月経ったところで高平君は、迷い猫のポスターを貼りだした。それを作ったのは二週間目だったが、「貼ったら事実を固定化するみたいじゃん。」と思っていたのだ。レディはきっと帰ってくる、キャシーもそうだ。

果たして高平君のレディはみつかるか?(表題作)


特別に忘れがたい猫、突然伐られてしまった大きなヒマラヤ杉、賢いカラス、鎌倉の家から見えた川端先生のお屋敷、夏の明るい日差しの中で本を読むこと、隣家の物置きに住み着いた赤ん坊連れの女のひと、子猫が友人の手のなかで命を落とした夜明けまでの夜・・・


「命において死は生きるのと平行して在りつづける」ことを証しだてる9つの短篇小説。

ジャンル
小説/文学
発売日
2021年
1月14日
言語
JA
日本語
ページ数
248
ページ
発行者
文藝春秋
販売元
BUNGEISHUNJU LTD.
サイズ
3.1
MB
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