百一歳。終着駅のその先へ 百一歳。終着駅のその先へ

百一歳。終着駅のその先‪へ‬

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発行者による作品情報

しつこく生きて101歳。
90代後半から2024年までの『婦人公論』でのインタビューと、単行本未収録のエッセイを総ざらい!
さらに巻頭では、書斎と執筆風景を写真入りで紹介。

スーパーでの買い物から、小室眞子さんの結婚、兄サトウハチローの思い出、そしてたびたびの断筆宣言を覆して書き続けた日々……。
変わらない歯切れよさで、世相と日常を語り尽くす。
愛子センセイの最新の肉声から伝わる、今の思いとは?

「まったく何かというとああのこうのと、たいした意見でもないことをいい連ねる世の中になりましたねえ。何かしらイチャモンをつけるのが楽しくてたまらないみたいな。いちいちうるせえ、といいたくなる。いちいちうるさいのは佐藤愛子のはずだったのが、その佐藤が苦々しく思うのだから、私はもう引っ込まざるをえませんねえ」

「今は何かというとお金の話が出てくるのね。損か得かのほうへアタマが行くらしいのね。『これだって我々の税金がモトだ!』ってすぐにいう。二言目には『我々の払った税金』が問題になる」

「五十年前は古い日本人の精神性というものがまだいくらか残っていた。何が美徳か、美しい行いとは何かを子どもに教える大人がいました。でも今は美徳を教えないで、損得を教えるようになっていますね」

「『結婚してお幸せに』なんてよくいうけれど、何が幸せかなんて、そんなことはわかりませんよ。大変なことにぶつかって乗り越えていく。マイナスを糧にできる人こそが本当に幸せな人だと私は思います」

「ただ思いをめぐらせているだけで、答を求めているわけではない。すぐに忘れる。それからまた思う。……これはこれで悪くない」

ジャンル
小説/文学
発売日
2025年
3月10日
言語
JA
日本語
ページ数
200
ページ
発行者
中央公論新社
販売元
Digital Publishing Initiatives Japan Co., Ltd.
サイズ
20.2
MB
増補版 九十歳。何がめでたい 増補版 九十歳。何がめでたい
2021年
冥途のお客 冥途のお客
2007年
それでもこの世は悪くなかった それでもこの世は悪くなかった
2017年
血脈(上) 血脈(上)
2005年
私の遺言 私の遺言
2005年
新装版 戦いすんで日が暮れて 新装版 戦いすんで日が暮れて
2017年
図解 いちばんやさしい地政学の本 図解 いちばんやさしい地政学の本
2017年
「老けない人」の習慣、ぜんぶ集めました。 「老けない人」の習慣、ぜんぶ集めました。
2023年