百鬼夜行抄 (1)
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4.2 • 20件の評価
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- ¥800
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発行者による作品情報
普通の人には見えない不可思議なものが見えてしまう飯嶋律。彼がさまざまな妖魔と出会うことで展開していく、恐怖とユーモアを絶妙にブレンドした物語!!第1巻には、「闇からの呼び声」「あめふらし」「桜雀」の3編を収録。 【百鬼夜行抄(眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)】
APPLE BOOKSのレビュー
読み終わってもじっとりとつきまとう気配と、幻想的で情緒ある恐ろしさが魅力の和風ホラーミステリー集『百鬼夜行抄』。幻想作家だった祖父の遺伝子を受け継ぎ、不思議なものを見る力を持つ飯嶋家の人々。特に強い霊感を持ち、妖魔や霊、妖怪を引き寄せる力がある主人公の律を守るため、亡き祖父は式神、青嵐を彼に残していく。こちらの世界とあちらの世界の境界線で起こるさまざまな不可解な出来事と向き合いながらも、見えざるものと生きていく運命であることを受け入れている律の真摯さが物語に一本の軸を与えている。