



盤上の向日葵(上下合本)
-
-
4.1 • 12件の評価
-
-
- ¥1,600
-
- ¥1,600
発行者による作品情報
埼玉県天木山山中で発見された身元不明の白骨死体。遺留品である初代菊水月作の名駒を頼りに、叩き上げの刑事・石破と、かつてプロ棋士を志していた新米刑事・佐野のコンビが捜査を開始した。
駒の来歴を追う地道な捜査から浮かび上がってきたのは、世紀のタイトル戦に臨む異端の天才棋士・上条桂介の壮絶な半生だった。
奨励会を経ず、実業界から異例の転身を果たした上条と、遺留品の駒の足取りを追って日本中を駆け回る二人の刑事。彼らの歩みが交錯し、物語は衝撃の結末へ――!!
カスタマーレビュー
ちーさんはマティーニが好き
、
将棋知らなくても面白い
将棋がよくわからない私にも面白い小説楽しめた。
何度も生じる主人公の境遇に腹立たしさを覚え、主人公の父親が早く死んで欲しいと思った方は私だけではないと思う。できれば昔話しのように悪い父親に罰が与えられ不幸になって欲しいと思った。反面に真剣氏には主人公への奇妙な愛情が感じられ最後の方は同情した。
いずれにせよ私からは、かけ離れた世界の話しであるがゆえに余計楽しめたところがあります。
ちーさん