私のカレーを食べてください
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4.9 • 7件の評価
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- ¥850
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発行者による作品情報
おいしくて、泣けて、元気が出る物語。
古びた喫茶店の装いながら、本格的なスパイスカレーを出す「麝香猫」。そこで働く山崎成美は調理師学校に通う19歳。
成美は幼い頃に両親が離婚、育ててくれた祖母も失踪してしまい、天涯孤独の身であった。そんな彼女の運命を変えたのは、小学校の先生が作ってくれた一杯のカレーライス。
成美はその味を自分でも作りたい一心で調理を始め、ようやくきっかけを掴みはじめていた。そんな矢先、ある事情から「麝香猫」が店を閉めることになってしまい――。
理想のカレーを追い求める成美のひたむきさと、人々の人情に、涙が止まらない。おいしい×青春×お仕事小説!
※この作品は過去に単行本として配信されていた『私のカレーを食べてください』 の文庫版となります。
カスタマーレビュー
Ghoul?
、
恥ずかしながら電車の中で泣きました
無精な性格のためほとんどレビューを書いたことがないですが、本当にたまに書いてしまいたくなる本に、人に言いたくなる本に、本当に数年に一度出逢うのですが、まさにこの本がそれでした。
恥ずかしいけれど、それよりも読みたい。最後まで読みたい気持ちが勝って、電車の中でハンカチで涙を拭いながら読み終えました。そしてレシピをスクショしました。
ドラマ化したいです。トヨエツをトヨエツさんにやっていただきたいです。成美は誰にしましょうかね。店長が小日向さんしか浮かびませんでした。
久しぶりの高揚感です。止まらなくなるので、ここでやめましょう。