逆説の日本史17 江戸成熟編/アイヌ民族と幕府崩壊の謎
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発行者による作品情報
幕末前夜の「闇の歴史」を暴く!
第1章では、東北地方から北海道、さらには千島列島まで、独自の文化を育んできたアイヌの歴史を照射する。和人が蝦夷地に進出する契機となった北東北の争いから和人の過酷な仕打ちに端を発した「アイヌ三大蜂起」。さらには、老中・松平定信が蝦夷地調査報告書を黙殺した理由にも迫る。
第2章では、幕末に燎原の火の如く盛り上がった尊皇攘夷思想の源流ともいえる国学思想の成り立ちを、荷田春満、本居宣長、賀茂真淵、平田篤胤ら「国学四大人」の軌跡を通じて解読する。
第3章では、天保の改革に挑んだ徳川幕府が「祖法大事」と変革の波に乗り遅れる様を詳述。優秀な官吏が国の行く末を見誤っていく歴史をあますところなく活写する。
第4章では、「なぜ日本の道路舗装率が中国・韓国などより低いのか?」という命題から、いたずらに開発に走らず、身の丈にあった暮らし、完全リサイクル社会を実現していた江戸の暮らしに陽を当てる。
目次
第1章 アイヌ民族のルーツと展開編
第2章 国学の成立と展開編
第3章 幕府外交と天保の改革編
第4章 ユートピアとしての江戸編
年表
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APPLE BOOKSのレビュー
かつてないほど大胆な視点で歴史の闇を解き明かす井沢元彦著作の人気シリーズ「逆説の日本史」第17巻。残された史料も多く、すでにさまざまな解釈が乱立する幕末・明治維新前を題材とした本作も、これまで同様、常識にとらわれない斬新な切り口を次々と見せてくれる。平田篤胤とニュートンの比較論や幕府を崩壊に至らしめた朱子学の功罪、道路舗装率から考察する江戸幕府のユートピア思想など、独自のアプローチによって描かれる歴史の裏側はまさに目から鱗。特に、アイヌ民族の権利を尊重したはずの同化政策が結果として彼らの文化を崩壊させたという筆者の指摘は、異文化交流がますます活発化する現代において重要な意義を持つと言えるだろう。新しい歴史観に触れることで、ただ史実を暗記するだけでは得られない問題提起や教訓を学べる、歴史ノンフィクションの傑作。
カスタマーレビュー
アイヌと日本史
逆説のシリーズを通してもっと見てみたくなりましたが、逆説の定義がよくわかりませんでした。
特に違和感のない説明ですし、歴史上なにかとんでもない新説を披露されているわけでもないと思います。
ともかく、面白かったです!
Aynu itah ani
彼らは日本語で書いているので、Appleは土地から駆動された世界のように多くの民族グループ、盗まれた子供のように、アイヌをサポートしていません、言語が停止しました。
最後に
なるほどなあと、読み進めてきましたが、最後に拒否感を感じました。