銭形平次捕物控 032 路地の足跡
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発行者による作品情報
銭形平次の活躍を描いた捕物小説の一編。『銭形平次捕物控 032 路地の足跡』は、明治から昭和時代にかけて活躍した小説家・作家・音楽評論家、野村胡堂の作品である。金持ちの遠州屋のお内儀(かみ)・お安が屋根の上の物干から落ちて死亡した。遠州屋は主人が先ごろ非業の死を遂げていて、跡取りはまだ五つの徳太郎であることから、遠州屋の財産を狙った者の犯行だと考えられた。主人の義弟である道楽者の六郎…、命を狙われている甥の金之助…、お安の妹である気性者のお里…、事件時に二階にいた番頭の佐吉…。下手人は誰だ? 「子供は神様のようなものだから、人の腹の中まで見抜くんだね」。細工しすぎて墓穴を掘るの巻。