食堂のおばちゃん
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- ¥660
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発行者による作品情報
焼き魚、チキン南蛮、トンカツ、コロッケ、おでん、オムライス、ポテトサラダ、中華風冷や奴……。佃にある「はじめ食堂」は、昼は定食屋、夜は居酒屋を兼ねており、姑の一子と嫁の二三が、仲良く店を切り盛りしている。心と身体と財布に優しい「はじめ食堂」でお腹一杯になれば、明日の元気がわいてくる。テレビ・雑誌などの各メディアで話題となり、続々重版した、元・食堂のおばちゃんが描く、人情食堂小説。(著者によるレシピ付き)。
APPLE BOOKSのレビュー
かつて食堂のおばちゃんとして働いていた著者が、自身の経験を生かして描く人気シリーズ第1弾。東京、佃の大通りに面した“はじめ食堂”は、2人のおばちゃんが切り盛りする大衆食堂。下町でありながら再開発が進むエリアにあるお店には、昔からの地元客と、タワーマンションに住むちょっと気取った感じのお客さんが入り交じっている。初めて来てもなぜか懐かしさを感じる店構えと、毎日食べても飽きない家庭の味のような料理は、どちらの層にも評判だ。メニューで悩んでいるお客さんにはハーフ&ハーフを出したり、材料があればメニューにない料理を作ってくれたりと、サービスも満点。そんなはじめ食堂にお客さんたちが持ち込むさまざまなエピソードをオムニバス形式で描く、ハートフルな物語。冷や汁やイワシのカレー揚げ、オムライスなど、出てくる料理に食欲が刺激されてしまう。巻末には登場した料理の中で特に人気の高かった18品のレシピ付き。