銭湯の女神 銭湯の女神

銭湯の女‪神‬

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発行者による作品情報

いとしい香港から戻ってみれば、違和感のなかに生きる私がいた。『転がる香港に苔は生えない』で大宅賞、『コンニャク屋漂流記』で読売文学賞を受賞した星野博美。銭湯とファミレスから透視した「東京」をめぐる39の名エッセイが、電子版で登場!


「銭湯に通っている。酔狂ではなく、切実に。三十を過ぎてから銭湯通いをするという将来を十年前には想定していなかった──」(本文より)


2年間にわたり香港に滞在していた著者は、1997年の中国への返還を体験した後、東京に戻り、中央線沿線でひとり暮らしを始める。

切なくも騒々しく、温かい街から戻ってみれば、違和感のなかに生きる私がいた。自分の存在そのものが異物になってしまったようだった──。

銭湯とファミリーレストランを周遊する暮らしから芽生えた思いを、鋭い観察眼と端正な文体で描いた39の名エッセイ。


解説・中野翠


※電子書籍化にあたり、新章「地中に埋まっている部分」を収録。

ジャンル
伝記/自叙伝
発売日
2003年
12月10日
言語
JA
日本語
ページ数
288
ページ
発行者
文藝春秋
販売元
BUNGEISHUNJU LTD.
サイズ
3.1
MB
転がる香港に苔は生えない 転がる香港に苔は生えない
2006年
島へ免許を取りに行く 島へ免許を取りに行く
2016年
愚か者、中国をゆく 愚か者、中国をゆく
2008年
コンニャク屋漂流記 コンニャク屋漂流記
2013年
謝々! チャイニーズ 謝々! チャイニーズ
2007年
みんな彗星を見ていた 私的キリシタン探訪記 みんな彗星を見ていた 私的キリシタン探訪記
2018年