肉とすっぽん 日本ソウルミート紀行 肉とすっぽん 日本ソウルミート紀行

肉とすっぽん 日本ソウルミート紀‪行‬

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発行者による作品情報

牛、馬、猪、鹿、鴨、鳩、鯨、羊、すっぽん、内臓……

「人はなぜ肉を食べるのか」

問いを掲げた平松さんは、日本全国十か所をめぐり、

十種の「肉」と人とのかかわりを徹底取材。

ひとつの文化として肉をめぐる諸相をとらえ、

動物とその肉について、見て、聞いて、食べて、

深くその根源を考えた前代未聞のルポルタージュ。


胸骨の端にそっと指を入れて横隔膜といっしょに引き上げると、

紫色に光るかたまりがぽろんと現れた。(中略)

ぷりっぷりのレバーの一片をそっと口のなかに入れた。(本文「4章鳩」より)


「生きもの」が「食べもの」になるまでの間には実に様々な工夫や技術が介在し、

「うまい肉はつくられる」ことがわかる。


信念を貫き、魅力的な多くの日本人の「仕事」の

歴史にも光を当てたエキサイティングな傑作ノンフィクション。


解説=角幡唯介


※この電子書籍は2020年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

ジャンル
小説/文学
発売日
2023年
3月8日
言語
JA
日本語
ページ数
272
ページ
発行者
文藝春秋
販売元
BUNGEISHUNJU LTD.
サイズ
5.6
MB

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