大誘拐
天藤真推理小説全集
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3.7 • 18件の評価
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発行者による作品情報
【日本推理作家協会賞受賞】刑務所の雑居房で知り合った戸並健次、秋葉正義、三宅平太の3人は、出所するや営利誘拐の下調べにかかる。狙うは紀州随一の大富豪、柳川家の当主とし子刀自。身代金も桁違い、破格ずくめの斬新な展開が無上の爽快感を呼ぶ、捧腹絶倒の大誘拐劇。天藤真がストーリーテラーの本領を十全に発揮し、映画化もされた第32回日本推理作家協会賞受賞作。「週刊文春」ミステリーベスト10/20世紀国内部門第1位。
APPLE BOOKSのレビュー
物語の発端は、3人の青年による紀州の大富豪・柳川家の女主人を狙った一世一代の誘拐事件。さらわれた老女の機転により、犯人ではなく被害者が犯罪の舵を握るという奇妙な構造となり、警察のみならず、マスコミ、世界を巻き込んだ大騒動が起こる。常に予想を裏切りながら進行していくストーリーもさることながら、弱者を狙った誘拐犯が逆に手玉に取られるという痛快さ、立場の逆転した登場人物たちのユーモラスなやりとりなど、エンターテインメントとしての秀逸さが強く光る。物語の終盤、ハイライトとなる身代金を受け渡す際のトリックの鮮やかさで胸がすくとともに、犯罪者と行動を共にした老女の秘められた想いにも、現代に通じるメッセージが込められ、心打たれる。1978年に発表された本作は1991年に岡本喜八監督によって映画化。時を重ねた今もなお、展開の妙が光る推理小説としての面白さ、人間性への問いの深さで、色褪せることがない。
カスタマーレビュー
最高の大傑作‼️
この作品を知ったのは、30年くらいも前の幼い頃、テレビで映画見た映画でした。
大富豪のおばあちゃんが、若者3人に誘拐されてしまうのですが、とにかくおばあちゃんがユーモラスで可愛らしい!
3人の犯人達も、どこか真面目で、おばあちゃんに振り回されてしまったり、掛け合いもなんだかコミカル。
その一方でスケールの壮大さ、先が読めないストーリーに溢れるスピード感は最高!
大人になっても忘れることが出来ないほどの面白さでした。
今回、原作に行き当たり、即購入。
古い作品ですから、所々難しい漢字があったりしましたが、あの時の面白さは変わることなく、むしろ全く古さを感じさせないです。
これは本当、本気でお勧めしたいです。
てか、また映画化したら絶対観に行く!
大ヒット間違いなしです。
誰か作って〜笑
長文、失礼致しました。