MASTERキートン 完全版 デジタルVer.(1)
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4.3 • 54件の評価
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発行者による作品情報
MASTERキートン 完全版 デジタルVer. (1~5集 脚本/勝鹿北星・長崎尚志、6~12集 脚本/勝鹿北星・浦沢直樹)
異色の探偵、登場。コミック界の至宝、完全版で再発掘!!
※この作品は2011年~2012年にカラー完全再録のうえ刊行された『MASTERキートン 完全版』全12巻をデジタル化したものです。
日本人の父とイギリス人の母を持つ、平賀=キートン・太一は、大学で考古学の講師をしながら、保険のオプ(調査員)をしている。
さらに、英国軍のSAS(英国特殊空挺部隊)で、サバイバル術の教官をしていたという経歴を持つ。
そんなキートンの夢は、考古学者として、幻のドナウ文明を発掘すること。
しかし現実は、いつも危険と隣り合わせの探偵稼業に明け暮れる日々。
砂漠に放り出された際にはその知識を武器に生き残り、テロリストの仕掛けた爆弾はチョコを使って停止させる。
別れた妻に未練を残しながらも、不器用なキートンを叱る娘・百合子、老いてなお盛んな父・太平、保険調査員の相棒・ダニエルらに支えられながら、ヨーロッパ全土を股に掛け、人々の生き様に接し、難事件を解決へ導いていく。
累計1980万部突破。1話完結の学術サスペンスにして極上のヒューマンドラマ! 第1集!
APPLE BOOKSのレビュー
『MONSTER』や『20世紀少年』と並ぶ、浦沢直樹の代表作。考古学者、大手保険会社に雇われた調査員、そしてイギリス特殊空挺部隊の元教官という三つの顔を持った主人公の活躍を描く。日本では今ひとつさえない様子の大学講師、平賀=キートン・太一だが、生活のために営む探偵の仕事では優れた才能を発揮し、次々に事件を解決。浦沢と共に勝鹿北星、長崎尚志の両名が手掛けたストーリーは、サスペンス活劇やヒューマンドラマの要素に加え、世界の歴史、地理、文化などの多様な知識が詰め込まれ、読者の知的欲求を満たしてくれる。連載終了後25年以上を経た現在でもなお、十分な読み応えを保つ名作。