RE-START 犬と森の中で生活して得た幸せ
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3.0 • 5件の評価
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- ¥1,700
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発行者による作品情報
水曜どうでしょうのミスターであり、映画監督であり、はたまた会長である鈴井貴之が、
赤平の森の中でともに暮らすのは愛犬たち。
犬たちと都会にはない、様々な困難を乗り越えることは、
人間としての葛藤、コンプレックス、挫折、全てと向き合い、乗り越える道のりだった。
犬との生活とのなかで得た「人は変われる」という確かな想い。
犬がくれた貴重な時間、犬がいなければ見つからなかった自分。
現代社会を迷いながら生きる、すべての人の力になる一冊。
APPLE BOOKSのレビュー
人気バラエティ番組『水曜どうでしょう』でおなじみ、「ミスター」こと鈴井貴之のエッセイ『RE-START 犬と森の中で生活して得た幸せ』。タレント、映画監督、芸能プロダクションの会長など、多岐にわたって活躍する鈴井は、北海道赤平市の森の中で愛犬たちと暮らしている。12年におよぶ田舎生活を“長男”の愛犬ネイマールの視点から振り返る。移住の本当の理由は現実逃避だった“お父さん”だが、3頭の大型犬と1匹の小型犬がのびのびと暮らせる環境を作ってきた。とはいえ都会では想像もできない苦労の連続。原野を開墾し、虫などの厄介な生き物に悩まされ、長く厳しい冬を乗り越えなければならない。常に自然との戦いだ。しかし「楽じゃないけど、楽しい」暮らしを重ねるうち、いつもイライラしていたお父さんはすっかり人が変わった。そして、やがて老いとも向き合うことに…。あらゆる矛盾を受け入れるようになっていく鈴井の姿が赤裸々につづられたエッセイ。逃げ込んだはずの場所で本当の幸せを見つけていく過程は、示唆に富み、「スタートは何度でもできる」ということを教えてくれる。