正訳聊齋志異 第3巻
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Publisher Description
(この本について)
この本は、先に公開した「完訳聊斎志異」の旧仮名遣い、旧漢字のものとなりますが、原文を生かした形での訳となっています。
作者蒲松齢の生没年は、一六四〇—一七一五、翻訳者は柴田天馬の生没年は、一八七二—一九六三ですので、この本はパブリックドメインとなっています。
全十二巻からなります。この本はそのうちの第3巻です。
以下の各編が収められています。
四七 念秧(ねんあう)
四八 念秧(ねんあう)二
四九 余德(よとく)
五〇 杜翁(とをう)
五一 大鼠(たいそ)
五二 象(ざう)
五三 申氏(しんし)
五四 小獵犬(せうれふけん)
五五 野狗(やく)
五六 蓮花(れんくわ)公主(こうしゆ)
五七 林氏(りんし)
五八 仇(きう)大娘(たいぢやう)
五九 仙人島(せんにんたう)
六〇 鐘生(しようせい)
六一 局詐(きよくさ)
六二 局詐(きよくさ)二
六三 局詐(きよくさ)三
六四 張不量(ちようふりよう)
六五 小謝(せうしや)
六六 連瑣(れんさ)
六七 素(そ)秋(しう)
六八 狐夢(こむ)
六九 青鳳(せいほう)
七〇 青蛙神(せいあしん)
七一 三生(さんせい)
七二 三生(さんせい)二
七三 柳(りう)秀才(しうさい)
なお、原訳書にあった注は、短いものは割り注の中に入れました。割り注に入りきらないものは、適切な区切りの後に二段階小さな文字にしてカッコにいれました。また明らかな誤植は訂正しました。
また訳文では省略されている、各編末の「異史氏曰(りようさいいわく)」の部分の原文を(それがある場合は)各編の最後に収録しました。
各話に通し番号を付けました。
訳者による解説は最終巻の巻末に掲載します。
底本は以下のものとなります。
角川文庫「完訳聊斎志異」第一巻
昭和三十八年六月三十日 十三版発行
(古典教養文庫について)
古典教養文庫は、日本のみならず広く世界の古典を、電子書籍という形で広めようと言うプロジェクトです。以下のような特長があります。
1、古典として価値あるものだけを
これまで長く残って来たもの、これから長く読み継がれていくものだけを選んで出版します。
2、読みやすいレイアウト
文章のまとまりを、適切な改ページで区切って、電子書籍デバイスはもちろん、スマートフォンやタブレットなどでの読書に最適化しました。またMacやパソコンでも読むことができます。
3、すばやい操作性
索引を付けましたので、目次から直接アクセスできます。
4、美しい表紙
プロのデザイナーによる美しい表紙をつけました。書籍と関連づけられた美しい表紙で、実際の本を読むような感覚に浸れます。
5、スピーディーな改版
紙の本と違い、誤植の修正や改訂などすぐに対応でき、刻々と進化を続けます。古典教養文庫のブログに書き込むことで迅速なレスポンスが得られます。