井田由美で聴く「新樹の言葉」 ラジオ日本聴く図書室シリーズvol.050
-
- ¥866
-
- ¥866
発行者による作品情報
ラジオ日本・聴く図書室第50弾は、太宰治の「新樹の言葉」。舞台は山梨県甲府。安宿に滞在しながら小説を書いて生活をしている青木大蔵。ある日、郵便屋さんから唐突に「幸吉さんのお兄さんですね?」と話しかけられる。一人っ子の大蔵は心当たりがなく当惑する…が、幸吉は、幼い頃大変世話になった乳母の息子であった。しかし、その懐かしい乳母は若くして他界し、両親とも早く亡くした幸吉は、妹と2人で頑張って生きてきた。そんな兄妹がずっと兄として思っていてくれていたことに感動する大蔵だったが…。形あるものはいつかは消滅する。崩壊と再生を繰り返しながら、世の中は回っていくのだろう。