おちくぼ姫
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- ¥490
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発行者による作品情報
貴族のお姫さまではあっても、意地悪い継母のせいで、召使い同然、粗末な身なりで一日中縫い物をさせられ、床が一段低く落ちくぼんだ部屋にひとりぼっちで暮らしている――。千年も昔、日本で書かれた王朝版「シンデレラ物語」。姫君と貴公子のラブ・ストーリーを田辺聖子の現代語訳で!(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
カスタマーレビュー
菅野孝
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『舞え舞え蝸牛(かたつむり)』をやさしく書きあらためた小説。
「おわりに」によると、『舞え舞え蝸牛(かたつむり)』(文春文庫)をやさしく書きあらためたもの。
本文は、ルビ付きで、平安時代の男女交際、結婚、風俗習慣の説明も交え、読みやすい。登場人物の系図や挿絵があると、もっと分かりやすくなると思います。
この小説では、おちくぼの姫君と阿漕(あこぎ)は乳姉妹(ちきょうだい)という設定です。しかし、原典の『落窪物語』では、二人は乳姉妹では、ありません。原典の現代語訳ではなく、現代の小説として改作しています。