これでおしまい これでおしまい

これでおしま‪い‬

    • 4.4 • 7件の評価
    • ¥1,500
    • ¥1,500

発行者による作品情報

三月一日に一〇八年の生涯を閉じた篠田桃紅氏最後の著作。
世界で最も尊敬される日本人美術家が届ける「老いの哲学」と「人生の言葉」
こんなに魅力的なに日本人女性がいた!

この本の制作途中、「これが最後の本になる」とご本人は繰り返し言っていました。
篠田氏の人生哲学を短い言葉で伝える「ことば編」と、
これまでの人生を写真と文章で振り返る「人生編」、
二部構成でお届けする、最後にして渾身の著作です。

戦後、世界のアートシーンを牽引するニューヨークに単身で渡り、国際的な評価を得た篠田氏は、日本で最初に自由を希求した女性、と言えるかもしれません。その人生は冒険と波乱に満ちていましたが、自分の心のままに道なき道を歩いてきました。
いまより女性の生き方の選択肢がずっと狭く、さらに戦争、結核など、死と背中合わせにあった 昭和の時代に自由を貫くことは並大抵のことではありませんでした。「人生編」で桃紅さんはこう語ります。
「自由というのは、気ままにやりたい放題することではなく、自分というものを立てて、自分の責任で自分を生かしていくこと。やりたいように振る舞って、人にも頼る。それは自由ではありません。自分の行動に責任を持って考え、自分でやる。それが自由で、だから自らに由る(=因る、依る)という字を書くのです」

今の時代、自由の大切さを誰もがわかっているけれど、「自らに由って立つ」ことの難しさは変わっていないかもしれません。
本書の桃紅さんの言葉は、自分らしい人生を生きたいすべての人に向けての、エールとアドバイスになるでしょう。

ジャンル
ノンフィクション
発売日
2021年
4月1日
言語
JA
日本語
ページ数
256
ページ
発行者
講談社
販売元
Kodansha Ltd.
サイズ
43.9
MB
百歳の力 百歳の力
2014年
周平独言 周平独言
2012年
ペガサスの記憶 ペガサスの記憶
2022年
「山奥ニート」やってます。 「山奥ニート」やってます。
2020年
新版 福翁自伝 新版 福翁自伝
2008年
旅人 ある物理学者の回想 旅人 ある物理学者の回想
2011年
一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い 一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い
2017年
百歳の力 百歳の力
2014年
一〇五歳、死ねないのも困るのよ 一〇五歳、死ねないのも困るのよ
2019年
人生は一本の線 人生は一本の線
2016年
その日の墨 その日の墨
2014年
墨いろ 墨いろ
2016年
老いる意味 うつ、勇気、夢 老いる意味 うつ、勇気、夢
2021年
在宅ひとり死のススメ 在宅ひとり死のススメ
2021年
還暦からの底力―歴史・人・旅に学ぶ生き方 還暦からの底力―歴史・人・旅に学ぶ生き方
2020年
いのちの停車場 いのちの停車場
2021年
運命を拓く 運命を拓く
1998年
スマホ脳(新潮新書) スマホ脳(新潮新書)
2020年