周平独言
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3.0 • 2件の評価
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発行者による作品情報
「私のエッセーは炉辺の談話のごときものにすぎない。さほど大声には語らず、その場かぎりで消えるのが建前である」と記している著者による、初めてのエッセイ集。惹かれてやまない歴史上の人物、そこから湧き出てくる創作への意欲、故郷庄内の風土や人々への思いが濃密に凝縮された、藤沢ファン必読の記念碑的な1冊。時には小説の中からでなく、日常の言葉でじかに読者に話しかけてもいいのではなかろうか──自らを語ることの少なかった、藤沢周平の素顔がここにある。