• ¥740

発行者による作品情報

舞台は東北の小藩、海坂(うなさか)藩である。ある朝、小川のほとりで蛇に咬まれた隣家の娘を少年が救う場面から、この物語ははじまる。清流と木立に囲まれた、静かな城下組屋敷。少年の日の淡い恋と友情。そして突然の、父の非業の死。微禄の武士となった青年は、ふりかかる悲運と闘い、父の仇を討つべく、己を鍛えつづける。いまや遥かな存在となった初恋の女性への思いを胸に……。ドラマ・映画の原作にもなった、藤沢作品の代表的傑作。

ジャンル
小説/文学
発売日
1991年
7月10日
言語
JA
日本語
ページ数
392
ページ
発行者
文藝春秋
販売元
BUNGEISHUNJU LTD.
サイズ
2.7
MB

カスタマーレビュー

flying earth

蝉しぐれ

文四郎の波乱万丈で真っ直ぐな生き方に感動しました。

大波止のハイクマン

蟬しぐれ

藤沢周平の文体、奥行きのある表現が素晴らしかった。心洗われる読後感で、涼しい風が駆け抜けていったようだった。

romanimundifinis

ドビュッシー

けっこう長い読書歴があるんですが、藤沢作品をちゃんと読んだのは初めてです。池波さんや司馬さんは大好きだったのに、なぜかあまり読む気がしなかった。たぶん、静かすぎる文章に共感できなかったからだろうな。でも、この作品で、一見静謐な水面下の、巨大で暗い流れや、逆にそこに映る空の蒼さがわかるようになった。それはまるでドビュッシーの音楽のよう。静かな風景の中の、美しい光の乱反射と影のグラデーションの表現がすごい。

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