ひとりじめ ひとりじめ

ひとりじ‪め‬

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    • ¥1,600
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発行者による作品情報

浅田美代子は、樹木希林さんの人生の、一番弟子だった。

――林真理子


「美代ちゃんが私の人生の語り部になってね」

いつものように、二人でご飯を食べながら会話をしている最中に、希林さんが突然そう言った。

そこにどんな意図があるのかわからずに、驚き、困惑した。

「なに言ってるのよ。それに、希林さんの周りにはもっとふさわしい人がいっぱいいるでしょう?私なんか、言葉もそんなに知らないし」

「いいんだよ。あなたが私のことをいちばん知っているんだから。気持ちがあれば伝わるんだよ」

(本文より)


姉であり、母であり、親友だった樹木希林さん。ずっと「ひとりじめ」にしてきた希林さんとの思い出と、青春の日々を綴ったエッセイ。


〈目次〉

となりの美代ちゃん、希林さんに出会う

かけがえのない女友だち

夜遊びと人間関係

老いに抗わない女であるために

結婚のこと

ロックな男とフォークな男

久世光彦さんとの決別と再会

少年のような西城秀樹さんのこと

冬は河豚、初夏はさくらんぼ

希林さんと裕也さん――不可解な熟年夫婦

身勝手な愛

私の中の悪女

忘れられないプレゼント

役の人生を積むこと

いくつもの恋をしてきた

離婚のこと

明石家さんまさんとのご縁

父親を許せなかった

人生最愛のパートナー・4匹の犬たちのこと

“おひとりさま”の明るくて新しい生き方

母を見送って

自分の命も、ものの命も使い切る

永遠の住処をともに探して

希林さんの終活

希林さんとのお別れ

縁は運であり運命だから

あとがき

ジャンル
伝記/自叙伝
発売日
2021年
9月15日
言語
JA
日本語
ページ数
192
ページ
発行者
文藝春秋
販売元
BUNGEISHUNJU LTD.
サイズ
3.6
MB
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