まほろ駅前多田便利軒
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4.1 • 201件の評価
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発行者による作品情報
「ここも一応、東京なんだがな」と言われてしまう“まほろ市”は、東京のはずれの大きな町だ。まほろ駅前で、ひとり便利屋を営む多田啓介のもとに、高校の同級生・行天春彦が転がりこんだ。高校時代、教室でただ1回しか口を開かなかった、ひょろ長い変人だ。ペットあずかりに子どもの塾の送迎、納屋の整理…ありふれた依頼なのに、行天が来てからは、やたらきな臭い状況に追い込まれるハメに。さて、本日のご依頼は? 多田・行天の魅力が全開の、第135回直木賞受賞作。
APPLE BOOKSのレビュー
第135回(2006年上半期)直木賞受賞作。東京の外れに位置し、神奈川へ突き出すように存在する都南西部最大の町、まほろ市で、便利屋を営んでいる多田。ある日、依頼を終えて帰ろうとした時、高校の同級生だった行天と出会う。多田はある出来事に関して、行天に負い目を感じていたのだが……。町田をモデルにしたまほろ市を舞台に、多田と行天の便利屋コンビが数々の事件に巻き込まれていく“郊外派”ハードボイルド。ユーモアやギャグを交えながら、街のたたずまいや市井の人々の姿を生き生きと描き出した全6話からなる連作短篇集だ。予言する曽根田のばあちゃん、駅裏で働く娼婦のルルとハイシー、バスの間引き運転を疑う岡、まほろ市の裏社会の大物である星といった脇を固めるキャラクターたちも個性豊かな面々がそろう。「誰かに必要とされるってことは、誰かの希望になるってことだ」、「愛情というものは与えるものではなく、愛したいと感じる気持ちを、相手からもらうこと」など、ちりばめられた至言にも注目。ライトな文体で軽妙に読ませつつ、爽やかな読後感とともに、胸の中にじんわりとした温かさが残る。
カスタマーレビュー
読めなくなった
iosをアップデートしたら読めなくなりました。困っています。
なぜ?
読めなくなりました
真っ白で文字が無い・・・
以前読んだときはこんなことなかったんですが、最近また読み返そうと
思い開いてみたらページが真っ白で何もないんです。表紙のイラストとかは
見えるのに・・・。
一旦削除し入れ直しても同じ現象です・・・。
対策お願いします。
内容は面白いだけに残念です。