もしも私が、そこにいるならば もしも私が、そこにいるならば

もしも私が、そこにいるなら‪ば‬

    • ¥570

発行者による作品情報

自分の一生は、あの一週間のためにあったのかもしれない―。そんな一生のような”一瞬のきらめき”を透徹した目線で、切なく静かに描きとった中篇集。著者いわく「『世界の中心で愛をさけぶ』の原型がここにある」。「もしわたしが口を噤んでしまえば、わたしたちのあいだには何もなかったことになる。でもそれは確かに起こった。あの年の夏、わたしたちのあいだに起こったことを、きみにも知っておいてもらいたいんだ」余命いくばくもないママの病室に突如あらわれた見慣れない中年男性。彼は、ためらいながらも、やがてママとのことを話しはじめた。三十年かけて、その夏はようやく終わりを迎えようとしていた―。<実現しなかった思いほど、美しいものはない>。『世界の中心で、愛をさけぶ』で奏でられたそんな切ないまでの思いが、作者の内的音楽が、耳を澄ませばここでも聴こえてくる。

ジャンル
小説/文学
発売日
2003年
10月1日
言語
JA
日本語
ページ数
236
ページ
発行者
小学館
販売元
Shogakukan, Inc.
サイズ
739.9
KB
世界の中心で、愛をさけぶ 世界の中心で、愛をさけぶ
2006年
世界の中心で、愛をさけぶ 世界の中心で、愛をさけぶ
2004年
あの日ジョブズは あの日ジョブズは
2021年
最後に咲く花 最後に咲く花
2009年
愛について、なお語るべきこと 上 愛について、なお語るべきこと 上
2016年
愛について、なお語るべきこと 下 愛について、なお語るべきこと 下
2016年