サイコパス サイコパス

サイコパ‪ス‬

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発行者による作品情報

平気でウソをつき、罪悪感ゼロ……そんな「あの人」の脳には秘密があった!

外見はクールで魅力的。会話やプレゼンテーションも抜群に面白い。
しかし、じつはトンでもないウソつきである。不正や捏造が露見しても、
まったく恥じることなく平然としている。
ときには、あたかも自分が被害者であるかのようにふるまう。
残虐な殺人や善良な人を陥れる犯罪を冷静沈着に遂行する。
他人を利用することに長け、人の痛みなどこれっぽっちも感じない。

――昨今、こうした人物が世間を騒がせています。しかも、この種の人々を
擁護する人も少なくありません。そうした人物は高い確率で「サイコパス」なのです。

もともと「サイコパス」とは連続殺人鬼などの反社会的な人格を説明するために
開発された診断上の概念です。しかし精神医学ではいまだ明確なカテゴリーに
分類されておらず、誤ったイメージやぼんやりとした印象が流布していました。

ところが近年、脳科学の劇的な進歩により、サイコパスの正体が徐々に明らかになっています。
脳内の器質のうち、他者に対する共感性や「痛み」を認識する部分の働きが、
一般人とサイコパスとされる人々では大きく違うことがわかってきたのです。

しかも、サイコパスとは必ずしも冷酷で残虐な犯罪者ばかりではないのです。
大企業のCEO、政治家、弁護士、外科医など、大胆な決断をしなければならない職業の人に
サイコパシー傾向の高い人が多いという研究結果もあります。

最新脳科学が、私たちの脳に隠されたミステリーを解き明かします。

ジャンル
職業/技術
発売日
2016年
11月18日
言語
JA
日本語
ページ数
240
ページ
発行者
文藝春秋
販売元
BUNGEISHUNJU LTD.
サイズ
3.8
MB

カスタマーレビュー

ガッツ吉村

サイコパスとは何か

読んで見て興味を唆られる内容ばかりで良かった。
精神障碍は混同しやすいものなんだと本を読んで分かった。
その他に100人に1人はサイコパスであろうというのは少なすぎるのではないかと思いました。
この点を除けば違和感を感じる事なく読めていたかもしれません。
私の感想としては人類の誰しもが古代からの生存競争を生き抜いてこれたのだから、今の現代人の殆どはサイコパスの気質を持ち合わせているのではないかと思っています。

ふくお

内容は興味深いが、、

文章が稚拙。

でわざくら

名著です

良心を持たない人がこんなに沢山いること、顔や体型が異なる様に脳も人それぞれ根本的に異なること大切な知ることができる

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