ソクラテスの弁明
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発行者による作品情報
「ですから、アテナイの皆さん、私がいま自分のために弁明しているという認識は的外れなのであって、私は皆さんのために弁明しているのです。私に有罪票を投じることで、神が皆さんに授けた贈り物に対して皆さんが過ちを犯してしまわぬようにと、弁明を行なっているのです」
2400年前のアテナイにタイムトリップして、
哲学者ソクラテスの名前を不滅のものにした
一世一代の演説に耳を傾けてみませんか?
本編をより楽しんでいただけるように、
紀元前400年当時のアテナイを紹介するイントロダクション(写真つき)を付しました。
訳者は大阪体育大学学習支援室主任、京都大学博士(文学)。
最新の研究を反映した、ギリシャ語原典からの翻訳です。
岩波文庫で、夏目漱石の『坊ちゃん』(1,358,000部)を抑えて一番多く読まれてきたのが、プラトンの『ソクラテスの弁明・クリトン』(1,569,000部)*。姉妹篇の『クリトン』も好評発売中。
*岩波書店のホームページ、「文庫豆知識」からの情報。