ヒストリエ(1)
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3.9 • 399件の評価
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- ¥800
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発行者による作品情報
舞台は紀元前。奴隷の身分にありながら、豊かな教養と観察眼、判断力、そしてそれらを駆使して行動を起こす度胸を兼ね備えた、不思議な青年・エウメネスがいた。あの偉大なる哲学者・アリストテレスの逃亡を助けたりしながら、彼が目指していたのは、「故郷」と呼ぶカルディアの街……。のちにアレキサンダー大王の書記官となるエウメネスの、波乱に満ちた生涯を描いた歴史大作が登場!
APPLE BOOKSのレビュー
「寄生獣」や「七夕の国」など、SFやサスペンスホラー系の作品で知られる岩明均の「ヒストリエ(1)」。古代ギリシア時代に、マケドニア王国・アレクサンドロス大王の部下となったエウメネスの激動に満ちた生涯を、真に迫る筆致で描いている。本作の見どころは、エウメネスの博学多才ぶり。故郷の街を厳重に包囲する、軍隊による陣形の規則性をつかみ、隙を突いて突破するエピソードなど、並外れた知性や想像力を駆使して次々に難局を打開していく姿は痛快そのもの。また、マケドニアの重装歩兵をはじめ、古代オリエントの風俗や戦士たちの姿を、綿密な時代考証にもとづく高い画力で再現しているのも特徴。エウメネスの物語であると同時に、歴史の魅力に触れたい読者も楽しめる、質の高い歴史マンガとなっている。第1巻はエウメネスがペルシア帝国より故郷に帰還するシーンから始まり、後半はスキタイ人という自身のルーツを発見した少年時代の回想が展開されるが、続巻に関わる伏線が随所に張り巡らされているので、何気ないシーンも注意深く読んでほしい。
カスタマーレビュー
面白いだけじゃない
この作者の作品は寄生獣でもそうだが、面白いだけじゃなく何か考えさせられる。そして読後感も非常に良い。
最近の絵が綺麗なだけの漫画とは比較にならない素晴らしい作品。
祝・電子化‼
8巻発売同時の電子化希望します!
面白いす。
岩明先生の作品は、寄生獣しか読んだコトがなかったのですが、これを読んで他の作品も読んでみたいと思いました。
ヒストリエ、まだ7巻までしか出てなく、完結していないのが残念。いつ8巻が出るんでしょうかね…