三体II 黒暗森林(上)
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4.3 • 78件の評価
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- ¥1,800
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発行者による作品情報
人類に絶望した天体物理学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)が宇宙に向けて発信したメッセージは、三つの太陽を持つ異星文明・三体世界に届いた。新天地を求める三体文明は、千隻を超える侵略艦隊を組織し、地球へと送り出す。太陽系到達は四百数十年後。人類よりはるかに進んだ技術力を持つ三体艦隊との対決という未曾有の危機に直面した人類は、国連惑星防衛理事会(PDC)を設立し、防衛計画の柱となる宇宙軍を創設する。だが、人類のあらゆる活動は三体文明から送り込まれた極微スーパーコンピュータ・智子(ソフォン)に監視されていた! このままでは三体艦隊との“終末決戦”に敗北することは必定。絶望的な状況を打開するため、前代未聞の「面壁計画(ウォールフェイサー・プロジェクト)」が発動。人類の命運は、四人の面壁者に託される。そして、葉文潔から“宇宙社会学の公理”を託された羅輯(ルオ・ジー)の決断とは? 中国で三部作合計2100万部を突破。日本でも第一部だけで13万部を売り上げた超話題作〈三体〉の第二部、ついに刊行!
APPLE BOOKSのレビュー
世界の著名人たちが愛読し、SFの枠を超える世界的ブームとなった現代中国SFの金字塔、『三体』シリーズ3部作の第2部上巻。人類に絶望した女性天文物理学者が宇宙に放ったメッセージは、3つの太陽を持つ異星文明「三体世界」に届き、侵略艦隊が地球に向かう。彼らが到達するのは四百数十年後。国連は惑星防衛理事会を設立するが、圧倒的な科学技術力を誇る三体が送り込んだ、智子（ソフォン）という原子より小さいスーパーコンピュータによって、すでに地球上のあらゆる活動は監視されていた。だが、人間の脳内の思考だけは見透かせないことから、「面壁計画」が立ち上がる。それは、作戦を全て自分の頭の中でだけ練り上げ、誰にも相談せず計画を進めるという“面壁者”を人類から4人選び、それぞれの脳内で考えた作戦を秘密裏に実行するというものだ。冷凍睡眠や遺伝子改造ウイルスなどSFの道具立てを駆使しつつ、とてつもないスケールでだまし合う人類と三体の知的攻防戦は読み応え十分。すさまじい宇宙戦が描かれ、“フェルミのパラドックス”を説明しうる“黒暗森林理論”が下巻で明かされるその道筋が、上巻のプロローグに含まれるという見事な構成にも脱帽する。
カスタマーレビュー
三体って
ヤンウエンリー、ハリ・セルダン、ジュール・ベルヌ、時計仕掛けのオレンジ、2001年宇宙の旅、といった古今東西の名作の名前は物語で語られたセリフ、考え方などが至る所に出てくる。
下巻を待つ
三体1からすると予想もしない展開。