世界でもっとも美しい10の科学実験
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3.3 • 3件の評価
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- ¥2,200
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発行者による作品情報
実験で知る科学史。科学史(特に物理学)に残る著名な実験のうち、物理学誌の読者投票で選ばれた最も美しい実験のベスト10を式なしで説明し、美しさのポイントを絵画の鑑賞のように易しく解説します。実験の背景となる理論や、実験の概要を説明した後、著者が美しいと感じた理由やトリビア的な知識を開陳します。扱っているテーマは、エラトステネスの地球の外周の長さを求める実験、ガリレオがピサの斜塔で落下の法則を確認した実験、ガリレオが慣性の法則を確認した実験、ニュートンがプリズムで確認した光の分散の実験、フーコーの振り子による地球自転を確認する実験、ファインマンの量子力学に関する2重スリットの思考実験など。
カスタマーレビュー
滝沢爺
、
世界でもっとも美しい10の科学実験
[全体]
翻訳
文章が直訳的で回りくどく、著者の意図が正しく伝わって来ない
美しい実験
著者は全編を通じて「美しい科学実験」を芸術と対比しようとしているが,無理な話に思われる。
科学の世界に「美しい科学実験」が存在することについて同感であるが、絵画、音楽、香水等人間の感性(視覚、聴覚、嗅覚)に直接訴えて美しいと感じさせる芸術作品と観念的な「科学実験の美しさ」とは、やはり、世界が違う。 それを無理合わせようとするので流れが途切れる。
[第3章 アルファ実験]
p.114 図3.1 斜面の傾きが急になればなるほど、転がり落ちる球の運動は自由落下に近づく
図では上記の様に解説しているのに、矢印で示す球の落下速度は三種の傾斜角度で変化していない。
著者の間違いか訳者の間違いか、原本を見ていないので分からない。
[第10章 唯一の謎]
p.414 物理学教師のための雑誌「アメリカン ジャーナル オブ フィジックス」
物理学者の雑誌の雑誌であり明らかな誤訳