九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子
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4.6 • 81件の評価
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- ¥730
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発行者による作品情報
前代未聞の漫画ここにあり! 2年の沈黙を破って、九井諒子ワールドの幕がふたたび開く。竜と人、人魚と野球少年、神様と小学生――それぞれの絆を題材とした過去の6作品に加え、全38ページの新作描き下ろし作品を収録。笑いあり、涙あり、きっとあなたが忘れていた、親と子の絆を思い出す7つ物語。収録作品:『竜の小塔』『人魚禁漁区』『わたしのかみさま』『狼は嘘をつかない』『金なし白祿』『子がかわいいと竜は鳴く』『犬谷家の人々』
APPLE BOOKSのレビュー
腹が減っては戦はできぬと、モンスターを料理して食べて地下迷宮を突き進む、異色のグルメ冒険物語『ダンジョン飯』でブレイクした九井諒子。2012年に発表したファンタジー短編集の『竜のかわいい七つの子』は、竜、人魚、魚、狼、超能力を持つ家族が当たり前のように存在するちょっと変わった世界が舞台で、親子の愛がのんびりとふんわりと描かれる。九井のすごさは、ストーリーにあわせて絵柄をガラリと描き分けていること。『ダンジョン飯』を思わせる「竜の小塔」と、育児エッセイマンガに寄せた「狼は嘘をつかない」では、その絵の違いに驚かされるだろう。温かな余韻を残す物語のラストにほっこりしよう。