坂の上の雲(一)
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- ¥800
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発行者による作品情報
維新で賊軍とされた伊予・松山に、三人の若者がいた。貧乏士族の長男で風呂焚きまでした信さん(後の秋山好古)、弟で札付きのガキ大将の淳さん(真之)、その竹馬の友で怖がりの升さん(正岡子規)である。三人はやがて、固陋なる故郷を離れ、学問・天下を目指して東京に向かう。しかし、誰が彼らの将来を予見できただろうか。一人は日本陸軍の騎兵の礎をつくり、一人は日本海大海戦を勝利にみちびき、さらに一人は日本の文学に革命を起こすことになるのである。
APPLE BOOKSのレビュー
歴史小説の大家、司馬遼太郎の「坂の上の雲(一)」。明治維新を経て近代国家として動き出し、日露戦争で勝利するまでの日本を生き生きとつづった全8巻の長編小説。日本陸軍で騎兵部隊の創設者となった秋山好古、その実弟で海軍において海戦戦術を作り出した秋山真之、真之の親友で俳人の正岡子規という愛媛県松山市出身の3人の生きざまをつづっていく。この巻は、学問を志した秋山兄弟と立身出世を目指した子規が故郷を離れて、それぞれ上京するところから始まる。秋山兄弟は訳あって軍人の道を進み、子規は文学に傾倒していく過程を社会情勢も折り込みながら丁寧に描く。明治初期の学校や軍の制度、設備など詳細に調べ上げた歴史的な事実をふまえ、登場人物の行動から彼らの心情を紐解くところに作家の筆が冴える。日清戦争を経て日露戦争へ向かう時代のダイナミズムの中で活躍する3人が精一杯生きた青春時代の様子が心に迫り、それぞれの歩む道がどのように展開するのか興味が高まる一冊。
カスタマーレビュー
神の如し傑作。
私は電子書籍ではなく、書店で購入したのですが、
高校生の私でも充分楽しめました。
秋山真之と兄の好古、そして友の正岡子規の友情や時代の流れにページをめくるのに手が止まりません。買ってみてとても損はありません。(歴史の勉強にもなります。)
ドラマも是非!
普通に面白いーーー!
電子版ではなく小説で読んだんですが面白い!!