天地人 上 天の巻
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4.7 • 10件の評価
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発行者による作品情報
豪華キャストで話題を呼ぶ、2009年NHK大河ドラマ原作。
兜の前立てに愛の一文字を掲げ、戦国の世を駆け抜けた上杉家知謀の執政・直江兼続。豊臣秀吉を魅了し、徳川家康を畏怖させた傑物、その苦闘と栄光の生涯を歴史小説の雄が十全に描き切る。
APPLE BOOKSのレビュー
戦国時代に越後上杉家の家宰を務めた直江兼続の生涯を描き、大河ドラマの原作にもなった歴史小説。上杉謙信の教えを受け、謙信亡き後に主と仰いだ景勝に全幅の信頼を寄せられ、跡目争いから天下の覇権を懸けた戦いに飛び込み上杉家を支えていく。織田信長と対峙(たいじ)し、豊臣秀吉に臣従し、徳川家康と渡り合う。石田三成、真田幸村との友情など、戦国時代の主要人物が次々と登場。大名家の一家臣にすぎない兼続が、いかにその才能を警戒され、人柄を信頼されたかが描かれる。歴史的には脇役だった人物をクローズアップすることに長けた作者が、自身の地元の英雄である有名武将を題材としただけあって、フィクションの色は強いが、熱量はかなりのもの。戦いの場面は吐き出す白い息まで見えるようで、国の命運を左右する緊迫した場面では鼓動の音まで聞こえてきそう。さらには信州で出会った謎の巫女(みこ)や妻との出会いなどロマンスの要素も盛り込まれており、史実とは違った歴史エンターテインメントとして昇華されている。
カスタマーレビュー
はなちばん
、
ウコギの庭木
実家のウコギ剪定から、直江兼続の話になった。上杉鷹山といい、上杉家からは、経済状況までも読む武士が出る事に興味があり、読み始めた。
新潟県に住んだ事があるので、地名とか越後人の性格などで、懐かしさが有った。それ以外小田原の事、甲斐の武田家、善光寺平衆、など背景が分かった。
このまま、全部読み通したいです。
ちなみに、ウコギの新芽のご飯は、絶品だそうです。一度でいいから食べてみたいです。