迷宮レストラン 第01巻
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- ¥150
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発行者による作品情報
古今東西の歴史上の人物や空想上の人物など、決してお目にかかれないお客様が訪れる「迷宮レストラン」。たった一人のお客様のために、時空を超えて食材を探し、お好みに合わせた料理をご用意します。緻密な資料分析と創造力でシェフが“あの人”をどのようなレシピでおもてなしするのか、写真とともにじっくりとご覧ください。
第1巻のお客様
クレオパトラ7世様/サンタクロース様/聖徳太子様/ヨハン・セバスチャン・バッハ様/玄奘三蔵様
※カラーコンテンツです。小型の画面やモノクロ端末などでは読みづらい場合があります。
※この電子書籍は単行本『迷宮レストラン クレオパトラから樋口一葉まで』に基づき、再構成して分冊化したものです。
APPLE BOOKSのレビュー
歴史に名を連ねる偉人たちをお客さまに迎えて料理を振る舞うとしたらどうするか。そんな想像を膨らませながら、その時代と土地に存在していたであろう食材を選び、使われていたであろう調理道具を用いて再現したレシピ集『迷宮レストラン』。食べるという行為にまつわる思想は、その人の生まれた環境や人生観を映し出すもの。料理研究家ならではの視点で、もし彼らがレストランのお客様だとしたら、どんな料理を出したら喜ぶだろうか、彼らが好きな食べ物をもっと豊かな味に仕上げるにはどうすれば良いか。そんな創意工夫を凝らしたレシピの数々はイマジネーションの賜物だ。例えば、クレオパトラ7世へのメニューは、食前酒である「赤ワインの薔薇水割り」から前菜の「灰ゆで卵」、パンは「巻いた絨毯仕立てのパン」。そしてメインディッシュは「穴子のグリル」、サラダは「ビートとフルーツのマリネサラダ」。最後を飾るデザートは「いちじくと山羊のチーズケーキ・ナッツケーキ」。豊かな発想力から生み出されたフルコースとその実際のレシピに心が躍るはず。聖徳太子に、ヨハン・セバスチャン・バッハに…。さて彼らにはどんなフルコースが飛び出してくるのか。