「意識高い系」の研究 「意識高い系」の研究

「意識高い系」の研‪究‬

    • ¥880
    • ¥880

発行者による作品情報

あなたは「意識高い系」? それとも「リア充」?

カフェでMacを広げ、自己啓発セミナーへ熱心に通い、休日はバーベキューやパーティー。
そんな自分の姿をSNSにアップする……。こうした「意識高い系」の人々はなぜ生まれるのか。
「意識高い系」が放つ特有の「実力なき自己顕示欲」は、何に由来するのか、どのような経緯で構築されたのか。
「意識高い系」を「地方上洛組」と「在地下克上組」との二種類に分類し、その輪郭をあぶりだす。

また、ともすると混同されがちな「リア充」と「意識高い系」だが、「土地」と「スクールカースト」をキーワードに、両者が似て非なる存在であることを論じる。

「大学デビュー」に賭けて、故郷の北海道から関西へ進学し、入学式の前に髪を金色に染めた著者は、「意識高い系」とは私にとって他者ではなく、同族の問題--と、本書の中で綴っている。
そんな著者が、データを援用しながら彼らの生態を徹底的に掘り下げた。そして見えてくる現代社会の抱える問題とは。

〈目次〉
◆はじめに――意識高い系の研究「土地」「スクールカースト」「リア充」
◆第一章 リア充は意識高い系の裏側に隠れている
◆第二章 「意識高い系」の心理大義と欲望
◆第三章列伝
1.青木大和、小4偽装サイト事件
2.靖国コスプレイヤーと愛国女子
3.ノマドワーカー
4.キラキラ女子「ばびろんまつこ」
◆おわりに――意識高い系を超克するために

ジャンル
ノンフィクション
発売日
2017年
2月17日
言語
JA
日本語
ページ数
224
ページ
発行者
文藝春秋
販売元
BUNGEISHUNJU LTD.
サイズ
1.4
MB

似たブック

日本の死角 日本の死角
2023年
悪魔のサイクル(2013年新装版) 日本人のよりかかり的思考 悪魔のサイクル(2013年新装版) 日本人のよりかかり的思考
2013年
だから日本はズレている だから日本はズレている
2014年
日本の難点 日本の難点
2014年
しんがりの思想 反リーダーシップ論 しんがりの思想 反リーダーシップ論
2015年
私たちはどこから来て、どこへ行くのか 私たちはどこから来て、どこへ行くのか
2017年

古谷経衡の他のブック

日本を蝕む「極論」の正体(新潮新書) 日本を蝕む「極論」の正体(新潮新書)
2018年
インターネットは永遠にリアル社会を超えられない インターネットは永遠にリアル社会を超えられない
2015年
日本会議とネトウヨ、中身は空っぽ 日本会議とネトウヨ、中身は空っぽ
2017年
敗軍の名将 インパール・沖縄・特攻 敗軍の名将 インパール・沖縄・特攻
2021年
左翼も右翼もウソばかり 左翼も右翼もウソばかり
2015年
不思議な韓国の日本文化批判 【Voice S】 不思議な韓国の日本文化批判 【Voice S】
2014年