指輪物語 王の帰還
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4.5 • 13件の評価
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- ¥1,800
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発行者による作品情報
裏切り者サルマンとの戦いに勝利した指輪の仲間とローハンの騎士たちは、冥王の襲撃から守るため、ゴンドールの都ミナス・ティリスに馳せ向かう。しかし、アラゴルンは一同と別れて「死者の道」を行くという。一体「死者の道」とは? 冥府の軍勢に抵抗するゴンドール、救援に駆けつけるローハン軍、そしてアラゴルン一行……一方、窮地をサムに救われたフロドは、二人で滅びの山に至る最後の行程に差し掛かっていた……そのころ、冥王との初戦で勝利したアラゴルンたち西国の王の軍勢は、モルドールの黒門前に押し寄せていた。フロドたちから冥王の注意をそらすための囮作戦だ。しかし、数において劣るアラゴルンたちは、今にも闇の軍勢に飲み込まれようとしていた。その時……運命は終局に向けて突き進んでいく。指輪の帰趨やいかに……
APPLE BOOKSのレビュー
世界中で愛され続けている長編ファンタジーの金字塔『指輪物語』3部作の第3部『指輪物語 王の帰還』。主人公のフロドを含めた旅の仲間たちはそれぞれの使命のため、各々の地で敵と、そして自らと命を懸けて戦っていた前章。そしてこの物語では、冥王サウロンの王国モルドールとの大戦争から、“一つの指輪”の結末までを描く。遠くを見る石“パランティーア”を通して冥王サウロンの軍勢がゴンドールへ進軍していることを知ったガンダルフとピピンはゴンドールの首都へと急ぐ。アラゴルン、レゴラス、ギムリ、メリーそしてローハンの騎士たちもまた、ゴンドールを守るため軍勢集めに奔走していた。一方、フロドとサムは滅びの山で最後の苦難と立ち向かっていた。信じるべきは自分か友か。果たしてフロドは滅びの山で指輪の力に打ち勝つことができるのか、そして指輪戦争の行く末は…。3部作を締めくくる最終巻は怒涛の展開から目が離せず、長く苦しい旅路に感涙があふれるだろう。シリーズを通して、中つ国の歴史、暦、人物の系図、そして言語学者ならではの知識で文字や言語まで緻密に作り上げたJ.R.R.トールキンの深遠な世界観に圧倒される。
