政治の論理と人間の論理
発行者による作品情報
非業の死を遂げた京都学派を代表する哲学者、三木清のエッセイ。初出は「セルパン」[1937(昭和12)年]。6月11日、赤軍の至宝とも呼ばれていたソヴィエトの軍人トハチェフスキーがゲシュタポのスパイという嫌疑で粛清された。この事件をもとにソヴィエト政権やスターリニズムについての三木の考えが述べられる。そして三木は政治の論理ではないヒューマニズムの論理の必要性を強く訴える。
非業の死を遂げた京都学派を代表する哲学者、三木清のエッセイ。初出は「セルパン」[1937(昭和12)年]。6月11日、赤軍の至宝とも呼ばれていたソヴィエトの軍人トハチェフスキーがゲシュタポのスパイという嫌疑で粛清された。この事件をもとにソヴィエト政権やスターリニズムについての三木の考えが述べられる。そして三木は政治の論理ではないヒューマニズムの論理の必要性を強く訴える。