曹操 卑劣なる聖人 第三巻
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Publisher Description
反董卓同盟から群雄割拠へ
董卓が涼州兵を率いて洛陽に乱入。
曹操は命からがら逃げ出し、各地の刺史、太守らと反董卓の兵を挙げるも、一敗地にまみれ袁紹の幕下に。南下して東郡太守、兗州刺史へと駆け上るも徐州虐殺で名も土地を失う。浮き沈みを繰り返す曹操34歳から41歳を描く。
董卓、呂布、袁紹、鮑信、袁術はもちろんのこと、陳宮、戯志才、荀彧、劉備、呂伯奢らが登場する。
【目次】
第一章董卓入京
第二章洛陽を出奔す
第三章危険な逃避行
第四章挙兵
第五章敗戦を糧に
第六章反董卓同盟の破綻
第七章万策尽きて、袁紹のもとへ
第八章前進のための後退
第九章袁紹の信を得て、足場を固める
第十章呂布、董卓を誅す
第十一章兗州に覇を唱える
第十二章地盤を固めて袁術を討つ
第十三章父の仇討ち、血で徐州を洗う
第十四章反乱と流亡の危機
第十五章飛蝗の助け
第十六章兗州奪還と起死回生の方策
主な登場人物
主な官職
後漢時代の地図
後漢時代の司隷の地図
後漢時代の冀州、青州、兗州、豫州、徐州の地図
【著者】
王暁磊
歴史作家。中国在住。『後漢書』、『正史三国志』、『資治通鑑』はもちろんのこと、曹操に関するあらゆる史料を10年以上にわたり、まさに眼光紙背に徹するまで読み込み、本書を完成させた。曹操の21世紀の代弁者を自任する。
後藤裕也
【監訳、訳】関西大学非常勤講師。専門は中国近世白話文学。著書に『語り物「三国志」の研究』、『武将で読む三国志演義読本』(共著)、訳書に『中国古典名劇選Ⅱ』(共編訳)、『中国古典名劇選』(共編訳)などがある。
東條智恵
【訳】近畿大学非常勤講師。専門は中国近世白話文学。共編訳書に『中国古典名劇選Ⅱ』などがある。