曹操 卑劣なる聖人 第四巻
-
- ¥2,200
-
- ¥2,200
Publisher Description
大権奪取、天子を擁して諸侯に令す
第4巻では、兗州で失地回復した曹操が、さらなる飛躍を期して皇帝を奉迎し諸侯に令していく。また、孔融や禰衡に刃向かわれるも、百官を統べて政を執る。
曹操41歳から43歳、建安元年から三年(西暦196年から198年)までが描かれる。
袁紹、袁術、劉備、呂布、張繡、劉表、荀彧、郭嘉、献帝はもちろんのこと、董昭、荀攸、夏侯惇、曹昂、許褚、典韋、孔融、禰衡、陳登らが登場する。
【目次】
第一章皇帝奉迎の決意を固める
第二章豫州奪還
第三章皇帝を謀り拐かす
第四章大権を握り、劉備を容れる
第五章天子を擁して諸侯に令す
第六章張繡を降す
第七章淯水の大敗
第八章袁術、皇帝を名乗る
第九章呂布を籠絡して袁術を討つ
第十章兵糧監督官を殺めて士気を保つ
第十一章劉表を破り、張繡を退ける
第十二章軍政分権、荀攸を軍師に
第十三章禰衡、太鼓を叩き曹操を罵る
第十四章袁紹と袂を分かつ
第十五章内応が奏功し、一挙にて呂布を破る
第十六章曹操と袁紹、一触即発
主な登場人物
主な官職
後漢時代の地図
後漢時代の司隷の地図
後漢時代の冀州、青州、兗州、豫州、徐州の地図
【著者】
王暁磊
歴史作家。中国在住。『後漢書』、『正史三国志』、『資治通鑑』はもちろんのこと、曹操に関するあらゆる史料を10年以上にわたり、まさに眼光紙背に徹するまで読み込み、本書を完成させた。曹操の21世紀の代弁者を自任する。
後藤裕也
【監訳、訳】関西大学非常勤講師。専門は中国近世白話文学。著書に『語り物「三国志」の研究』、『武将で読む三国志演義読本』(共著)、訳書に『中国古典名劇選Ⅱ』(共編訳)、『中国古典名劇選』(共編訳)などがある。
稲垣智恵
【訳】国際日本文化研究センタープロジェクト研究員。関西大学、京都外国語大学非常勤講師。専門は近現代中国語学。